VDI 2230 高強度ねじ締結の体系的計算方法

出版物案内

VDI2230高強度ねじ締結の体系的計算方法

VDI2230表紙画像2018

A4版210頁
定価15,000円(送料別)
会員価格10,000円(送料別)

―翻訳・発刊に当たって―

「VDI 2230 Part 1 高強度ねじ締結の体系的計算法」は,VDI(Verein Deutscher Ingenieure.ドイツ技術者協会)が発行する手引書(VDI-Richitlinien)のうちの一つであり,高強度ねじの強度設計に関するガイドラインとして世界的に認知されています。

 日本ねじ研究協会では,1974年版,1977年版,1986年版および2003年版に対する翻訳許可を得て,翻訳を行ってきましたが,VDI 2230は2014年12月に改訂版が出版され,今回もVDIから翻訳許可を得て翻訳を行うことになりました.

VDI 2230は初版の発行以来40年余を経過しています.前回の2003年版まではBlatt 1(Part 1)として円筒状の1本ボルト締結の場合の強度設計を対象としていましたが,2014年12月の改訂により,新たにBlatt 2(Part 2)として多数本ボルト締結に対する強度設計のガイドラインが示されました.また,Blatt 1(Part 1)についても,ねじ込みボルト締結体の内外力比の計算方法,接合面における静摩擦係数,締付け方法と締付係数,限界面圧を含む材料の機械的性質/物理的性質を始めとして多くの項目の内容の更新と追加があり,原文で10ページ強の増加がありました.

日本ねじ研究協会では,出版委員会の下にVDI 2230翻訳・出版のためのWGを設置し,出版委員会以外からも賀勢晋司先生と萩原正弥先生にご参画いいただき,翻訳作業を開始し,協会誌に順次掲載し,最終的には表記・表現・体裁等を統一した1冊の書籍として発行しました.

2018年10月
日本ねじ研究協会出版委員会

[VDI 2230 翻訳・出版WG]
岡田 学 (長野高専,Part 1担当)
賀勢 晋司(元信州大学,監修)
川井 謙一(元横浜国大,Part 2担当,委員長)
萩原 正弥(名古屋工大,Part 2担当)
橋村 真治(芝浦工大,Part 1担当)

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