2021年会長年頭所感

一般社団法人日本ねじ研究協会
会長 椿 省一郎

 新年明けましておめでとうございます。

 令和3年の年頭に当たり、ご挨拶を申し上げます。

 昨年は、新型コロナウイルス感染症が、経済のグローバル化が進展する中での流行であり、瞬く間に全世界に広がり、感染予防を最優先にして、世界中の経済・消費活動は大収縮しました。
 
 当協会は、一昨年創立50周年を迎え、昨年4月には任意団体から一般社団法人へと新たな一歩を踏み出したところでした。 
当協会では事業のうち、ISO/TC2関係国際会議、同国内委員会及び小委員会、JIS改正委員会、研究委員会、出版委員会、人材育成委員会などの委員会の開催は中止することなく,ZOOMを導入したWeb会議の開催で業務を進めて参りました。一方、10月に予定されておりましたISO/TC2(締結用部品)関係会議の日本開催が延期となりました。また日本ねじ工業協会と共催の賀詞交歓会を今年はやむなく中止するなど、特に会員の皆様方の直接の交流や関係諸機関との情報交換の場を設けることは控えることとしましたが、皆様方からご理解を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

 根本的な感染対策が確立されるまでは感染再拡大の懸念から経済活動は抑圧的になり景気拡大のスピードやタイミングを測ることは難しい状況が続くと思われますが、そうした先行き不透明な中にあっても、技術革新の波は確実に怒涛の勢いで押し寄せてきています。ウィズコロナの環境下にあっても,確実に技術革新が進み,環境改善,社会インフラ整備,5G通信設備の拡充,リモートワークの導入など,社会構造自体が大きく変わろうとしております。今年は、ウィズコロナという新常態で新たな需要が喚起され、技術革新との相乗効果で新たな経済活動が進展する年とも考えられます。

 当協会では、今年はZOOMに加えWebExを導入するなどWeb会議ツールを最大限に活用して各種委員会を開催し、当協会としての目的を達成すべく事業を推し進めて参りたいと存じますので、ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、新型コロナ感染の一日も早い収束と皆々様の益々のご健勝とご多幸を祈念して、新年の挨拶とさせて頂きます。

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